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御宿町I邸

設計のポイント
家庭菜園というキーワードを拡大解釈し、自然の恵みを最大限に受ける家を考えた。屋根は、年間を通して最も発電効率がよいとされる20度勾配の片流れ屋根として太陽光発電パネル4.68kWを乗せる一方、暗がりになる平面の中心部にはトップライトを設置して内部に光を導いた。家庭菜園で雨水利用を積極的に活用するために、樋を一箇所の集中して1500ℓのステンレスタンクに集水できるようにした。収納については、1階床下を有効高さを700mmとり、座卓にもなる大きな点検口を設けることで、床下前面に大容量の収納を確保した。付かず離れずの距離感については、生活リズムが異なる夫婦のために、リビングを通らずに玄関からそれぞれの寝室に到達できる動線を確保した。寝室に入ってからのお互いの雰囲気が感じられるように、それぞれの寝室の間に、天井より低いトイレボックスを設置することにより、淡い光が回り込むようなつくりにした。また、タバコをたしなむ夫の寝室からはルーフテラスに直接アクセスできるように配慮した。
他にも省エネで快適な暮らしを実現するために、併用断熱で次世代基準2倍の断熱性能を確保したり、高い床下を利用した温風床下暖房を実現した。(藤江 創)


外観北西.jpg

内観廊下リビング.jpg

内観フォトジェニック.jpg

内観寝室.jpg
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