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北杜市K邸

外観10南窓開け_R.JPG

山歩きが大好きなご夫婦。定年が近づきその後は趣味を満喫する人生を送ることを決めたそうです。好きな山を眺め、土と戯れて過ごす。そんな終の棲家の敷地として選んだのが山梨県北杜市。敷地の南西には白根三山や駒ケ岳が望め、北には清流が流れます。そして、都会ではなかなか手の届かない600坪の広さがあります。

 

要望は次の3つに集約されました。①氷点下になる冬でも暖かく暮らせること。②趣味を満喫できること(菜園とパン工房)。③友人をおもてなしできること。それらへの回答としてこの建築ができました。

広い敷地の南側には、28坪の菜園と3台分の駐車場を確保し、北側には夏に水浴びするスペースや果樹を楽しめる場所が確保されています。外観はご主人に見せていただいた、スイスの山小屋の写真を彷彿とするようなデザインとしました。軒を深くとることで、雨雪やどりができるようにしています。暖房は、チリウヒーター製のハイブリッドソーラーシステムを導入しました。壁と屋根を付加断熱工法と断熱サッシでしっかり気密と断熱断熱を施した上、1階全面を蓄熱式の床暖房だけで、家全体を温めます。これらのおかげで、吹抜けを大きくとることができ、拡がりのある空間を実現しています(藤江創)

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