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​アオキ住宅機材販売ショールーム

設計のポイント

空間構成
床暖房のショールームとして最も必要な機能は、来客者を居続けさせることと考え、導入部である「プレゼンテーション
スペース」と、体感することをメインとした「コミュニケーションスペース」の2種類の空間を用意した。
「コミュニケーションスペース」ではアオキ住機を中心として開発している天井輻射冷房を取り付けるなど、実験的なス
ペースとしても利用されている。

 

「プレゼンテーションスペース」
歩行者が覗き込んだときに自然と引き込まれることを目指
し、内外の連続性を作り出す、2つの要素をデザインした。
1つは、サイン・展示台・テーブルとさまざまな機能を有し
た「帯家具」。
もう1つは、上下に折れながらつながる「帯天井」である。この天井には必要に応じて穴が空けられ、その機能を覗かせ
る。また、そのパターンを床に埋め込まれた石のパターンと
呼応させ、リズムを出している。

 

「コミュニケーションスペース」
来客者が床暖房の効果をじっくりと体感できる一方、スタッ
フの打合せや会議などにも使える空間である。
椅子式と座式の双方とも体感できるように、一部床を上げて、畳を敷きこんでいる。それを一体空間に設けることで、他人が体感している様子を視覚的にも確認することができる。
また、照明を仕込んだ凹凸のある壁をデザインすることで、
視覚的な面白さをつくり、空間をあきさせない一つの要素と
した。(藤江 創)

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