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快適空間ラボラトリー 展示棟

計画について
敷地は工業地帯であるが、西側には小川が流れ、小川の奥には住宅街が広がる。敷地の南北は今後増設される施設のための敷地となっているが、しばらくは空地の予定。第一期工事として、断熱材の歴史や機能などを学べる展示棟と、それらをふんだんに使うことにより実現した快適な住まいを宿泊体験できる体験棟が計画された。展示棟は当社、体験棟はみさき建築研究所が設計担当をした。
設計のポイント
要望として、①木構造を美しく表現すること。②季節や商材に合わせた展示変更に際しフレキシブルに対応できること。③快適な温熱環境を省エネで実現できること。が挙げられた。
その解答として、柱一本のがらんどう空間を提案した。一辺七間半(13.65m)の方形平面に片流れの屋根を架けるシンプルが構成とし、中心から南東にずらした位置に象徴となる柱を設ける。そこから外壁に向かって架かる梁と、外壁側でその梁を受ける柱を、現しにすることで、「美しい木構造」と「フレキシブルな展示空間」を実現した。片流れの屋根は南側を高くとり、そちらに窓を分散配置ことで、照明効果と寒い時期の暖房効果を期待した。断熱仕様は屋根、壁ともにネオマフォーム90㎜外張り断熱とし、暖房期は床下空調、冷房期は新たな試みとして天井ふところ内空調を選択。それにより「快適な温熱環境を省エネで実現」している。(藤江 創)


NW外観01全体_R

NW外観03南_R

NW外観04南西_R

NW外観06西_R

NW外観02正面_R

NW外観05玄関_R

NW内観03エントランス展示夜_R

NW内観06紹介正面_R
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